この記事の内容は、ポルシェに関する有名なブログ『ポルシェ普及委員会♪』の管理者である「ぷもぷも」さんが、ブログの中で無料で配布しているe-book情報『ポルシェがもたらす 10 の幸せ』からの引用です。
「ぷもぷも」さんは、ポルシェの911 Type 964を所有され、『ポルシェ964バイブル-964との対話』という名のブログも管理されています。
さて、きちんと整備してあるポルシェは壊れません。ポルシェは、各部品の耐久性が極めて高いのが特徴です。
もちろん、乗りっぱなしはダメです。
輸入車全般にいえることですが、日本車と違い、マニュアルにあるとおりの定期的な部品交換、メンテナンス(整備)をして、はじめて本来の性能を発揮できるように設計されているので、日々のメンテナンスは怠らないようにしなければなりません。
制限速度のないドイツのアウトバーンを、200km/h 以上の高速で疾走するように設計されているポルシェは、メインテナンスを怠った乗りっぱなしの状態は厳禁で、特に足廻りの部品は、左右対称整備が原則です。

部品は、日本車と比べれば海を渡ってくる分、当然高いですが、輸入車ということを考えると標準的のようです。
整備代金は、RR(リヤエンジン・リヤドライブ)という構造の特殊性からか、時間工賃が少々多くなる傾向はあるかもしれませんが法外という感じではないといわれています。
30年ほど前の昔は、ポルシェの修理費はとても高くて、アメリカでは、「ポルシェが故障した月は、トーストを食べて過ごさなければならない。」とまで言われていたそうです。
参考までに『ポルシェ普及委員会♪』の管理者である「ぷもぷも」さんのデータをもとに、代表的なメンテナンスのおおよその料金を記載します(964 の場合です)。
エンジンオイル交換・・・・・・・・オイル&オイルフィルター代
約20,000円+工賃約5,000 円
ミッションオイル交換・・・・・・オイル代 約12,000 円+工賃約5,000 円
ブレーキフルード交換・・・・・・オイル代 約 4,000 円+工賃約8,000 円
ブレーキパッドの交換(前後)・・・・・部品代 約40,000 円+工賃約10,000 円
ちなみに、空冷ポルシェはエンジンオイルが十数リットルも入り、「空冷」と言うよりも「油冷」エンジンと言った方が正解です。
ポルシェのオーナーが、メインテナンスで最初に驚くことは、このエンジンオイル代が高くつくことでしょう。
また、空冷エンジン・ポルシェは、約1000 km 走るごとにエンジンオイルを1リットル消費します。その車によって多少の個体差はありますが、排気ガスは、透明なのにオイルを消費する不思議なエンジンです。
ポルシェのエンジンは、オイルもれをすることで有名ですが、中古車を購入するときには、特に注意が必要です。
このことについて、ある話があります。
ドイツ本国から、ポルシェのエンジニアが日本に来たときのことです。東京のあの真夏の炎天下での交通渋滞を見て、すかさず心配して言ったそうです。
「これでは、エンジンからオイルが漏れてしまう・・・・。」
つまり、世界的に見て東京のあの高温下での長時間にわたる異常な交通渋滞は、ポルシェでは設計外のことのようです。
964 や993 は登場から10〜15 年たっている中古車です。
販売当時1,000万円の高価格車とはいえ、耐用年数が過ぎて傷んだ部品(電装部品やゴム系のパーツなど) は、当然交換が必要になります。
よって、未然に部品交換や整備をして行けば、それなりにお金がかかります。
きちんと整備がされて、はじめて本来の性能が発揮できる車なので、フルに性能を発揮するためには、不測の事態に備えて30万円程度を常に準備しておくのが、賢いポルシェの維持方法です。
中古を手に入れるときは、整備履歴のしっかりした車体を信用できる業者で選び、定期的にメンテをすることでストレスフリーで乗れます。
世の中には、きちんとメインテナンスをしていても、いざというときに動かないとか、出先で故障する、という車もありますが、ポルシェの場合は、かけたメインテナンスの分だけ必ず応えてくれます。
このことから、金庫にもたとえられるボディ(少なくとも930までは、そのように形容される)をもったポルシェは、古くなっても多くのファンによって大切に乗り続けられているのです。
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よって、「乗っているのはポルシェです。」というセリフは、単に車好きというだけではなく、オーナーのライフスタイル全般の説明も兼ねることになります。
しかし、実際、ノンターボであっても、デザイン的にはそう決定的に変わるものでもないので、「あのあこがれのスーパーカー、ポルシェに乗っているんだ。」と周りは見てくれます。

